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2006年10月30日

変形性膝関節症

 立ち上がったり歩いたりしたときに膝が痛み出す。その多くは変形性膝関節症だ。
加齢とともに膝の軟骨がすり減り、骨と骨が触れて炎症を起こす。
変形性膝関節症の患者は50歳以上の女性で75%、男性でも54%にのぼるというデータ
がある。この病気は軟骨の磨耗から起こる。軟骨が劣化する原因は老化のほか、肥満
による体重の負荷もあるといわれる。動くと痛みを感じるからと、体を動かさないで
いると運動不足で体重が増え、膝に負担がかかり、症状がひどくなるという悪循環に
陥る。磨耗した軟骨が再生して元に戻ることはないが、適切な運動や体重管理で軟骨
を滑らかにする効果が期待できる。ただし、運動後は膝が炎症を起こすので、そのま
まにせず冷やすことも重要。
運動のほか有効とされるのが食事療法。軟骨のすべりを良くする成分を作る「アセチ
ルグルコサミン」が一般に利用されている。アセチルグルコサミンはカニやエビ、キ
ノコ、牛乳などに含まれているが、体の中でも合成される。年をとると合成能力が衰
えてくるため、不足気味に。食品やサプリメントを利用して補助的に摂取するのが効
率的だ。年だからとあきらめず、適切な治療を受けよう。


日本経済新聞2006年10月24日夕刊〜膝の痛みあきらめない〜より抜粋で紹介しました

2006年10月21日

患者一千万人 変形性膝関節症

 変形性膝関節症はいったん発症すると根治することはなく、何年もかけて徐々に進
行し、悪化すると痛みのために歩けなくなり、日常生活に支障をきたすこともある。
膝関節には、立つ、歩くといった日常動作でさえ体重以上の力が加わる。その衝撃を
吸収して体重を支えているのが、骨の接触面を覆っている関節軟骨と、2つの骨の間
にある半月板という三日月形の軟骨。この重要な軟骨がすり減った状態が変形性膝関
節症だ。頻発するのは60台後半から。加齢により関節軟骨の弾力が低下するのに加え、
長年膝にかかる負荷により磨耗してくるためとされる。また、膝関節を支える上で重
要な太ももの筋肉(大腿四頭筋)の筋力低下や肥満も膝関節への負担を増やし悪化の要
因となる。
はじめは、ガラスのようにつるつるした軟骨の表面がささくれ立つようにすり減って
きて、立ち上がるとき、階段を下りるときなどに痛むのが典型的な症状。軟骨の磨耗
が進むにつれ、膝に水がたまる、膝の曲げ伸ばしの困難、夜間に痛む、膝の変形など
の症状が現れ始める。
しかし、痛みのない生活を取り戻すことは可能だ。「年だから」とあきらめず、我慢し
ないで、適切な治療を受けよう。

                               
産経新聞2006年10月9日〜健康Special 関節軟骨がすり減り弾力性失う(千葉大学だ
いがくいん医学研究院整形外科守谷秀繁教授に聞く)〜より紹介しました

2006年07月10日

軽いひざの痛み

 年をとってからひざが痛むケースの大半は変形性ひざ関節症だ。国内で1千万人以上の患者がいるとされる。ひざ関節の軟骨が徐々にすり減って炎症が起こり、痛みが生じる。50歳を過ぎた女性に多い。発症には体質も関係しているといわれるが「筋力が弱い人や太り気味の人はひざ関節への負担が重くなり、病気になりやすい」と順天堂大学の黒澤尚教授は話す。痛いからといって安静にしているのはよくない。歩かない とますます足腰が弱り、ひどくなると寝たきりになることも。適度に足を動かせばひ ざの痛みは軽減する。症状が軽い段階だと運動だけでよくなることもある。


日本経済新聞2006年7月2日〜SUNDAY NIKKEI α 健康/軽いひざの痛み解消〜より冒頭部分を紹介しました