肩の痛み
四十〜五十代を中心とする中高年に多い肩の痛み。その原因は実に多様。最も多いの
は肩関節周囲炎、いわゆる四十肩、五十肩で、60%以上を占める。詳しい原因は不明
だが、肩周辺の血流の悪化や、加齢で筋肉や腱に炎症が起きやすくなることが関係し
ているとみられている。肩をあまり使わない人に多い症状だ。
肩には、4つの筋肉を骨とつなぐ腱の集合体「腱板」がある。この腱板が切れてしま
うのが腱板断裂。外傷性と非外傷性があるが、いずれも加齢による腱板の変性が背景
にある。五十肩とは対照的に、肉体労働や運動習慣のある人に多い。
このほか、腱板への石灰沈着や、首の椎間板ヘルニア、首の骨が変形した頚椎症で痛
むこともある。重い内臓疾患の場合もあるので、整形外科を受診し、きちんと診断を
受けることが重要だ。
神奈川新聞2006年10月2日〜「いきいきすこやか」原因多様な中高年の肩痛〜より