やせすぎや高齢出産など妊娠事情の変化
(「」は、斎田マタニティークリニックの斎田幸次院長)
最近は、出生児体重の平均値が下がってきている。出生児2500グラム未満の低体重児の割合も少しずつ増えており、2003年には9.1%に達したという。「普通、女性は 妊娠するまではダイエットとか美容のことしか考えていない。しかし、赤ちゃんのことを考えれば、妊娠する前からチェックが必要で、毎日コンビニ食などですまさずに、まず健康とは何かを考えて生活してほしい。極端なやせの場合、卵巣の機能不全 に結びつきます」
また「やせ志向」の高まりで「妊娠中も太りたくない」と考える妊婦が増えており、これと合わせて、妊娠中の喫煙などが低体重児の増加につながっているようだ。いわゆる高齢出産の一番の問題は、臓器や細胞の老化だ。「高齢妊娠では、体への負荷に対応できずに、妊娠高血圧(妊娠中毒症)になりやすい。胎盤の 血行が悪くなって、胎児の発育が遅れたりする。そうならないように体の環境作りが大事」。加齢につれて肥満も増えてくる。かなりの肥満の場合、体重を増やさずに妊娠を継続させる必要があるという。
神奈川新聞2006年9月18日〜変化する「妊娠」事情〜より一部紹介しました