高齢者にうつぶせ寝のすすめ
あおむけでなくうつぶせになって寝るだけで、いびきやせきが減りぐっすり眠れる
ようになる。もともと高齢者の介護向けに考案された。認知症の予防効果も期待でき
るという。横向きの「半うつぶせ」から少しずつならしていくのがコツだ。あおむけ
で寝るのが一番安静で行儀もいいと思われがちだが、「脊椎動物にとっては、うつぶ
せ寝が一番自然な姿勢」と(聖路加国際病院の)日野原理事長。直立歩行するように
なっても人間の体の構造は動物と似ている。あおむけだと背骨の近くの太い血管を内
臓が圧迫するので血流が悪くなるなどのデメリットもあるという。「うつぶせ寝」や
「腹臥位療法」は1980年代終わり頃から介護現場で広まった。ねたきりの高齢者をあ
おむけのままにしておくと、関節が曲がって動かなくなったり便秘になりやすくなっ
たりするなど様々な問題がでてくる。うつぶせだとたまっていた尿や便が出やすくな
り、体の重みで自然に関節も伸びる。
日本経済新聞2006年7月22日〜うつぶせ寝で快眠〜より抜粋して紹介しました