関節痛とは?
階段の上り下りがつらい、立ち上がったり座ったりするときひざが痛む、朝起きると関節が突っ張る感じがする…関節の痛みに多いのは、これら変形性関節症といわれる症状です。
骨と骨の連結部分にあたる関節の先端は、ゴムのような弾力性を持った軟骨で覆われています。
この関節軟骨が、骨同士がこすれあうときに生じる摩擦を軽減し、日常生活で骨にかかる衝撃を和らげています。
しかし、加齢や筋力の低下などで軟骨が老化し、骨同士のクッションとしての役割が果たせなくなると、関節に炎症を起こして痛みを感じ、場合によっては水がたまってしまうこともあります。
原因は?
加齢による関節の老化、筋力の弱い人、肥満なども関節に負担をかけやすくなります。
スポーツ選手だった人など激しく関節を使う人がなりやすいと思われがちですが、普通の人より関節症が多いという結果は出ていないことがわかっています。(ただし、スポーツ中のけがなどでなりやすいことはあります。)
女性に多いのも特徴のひとつで、体質や遺伝にも関わりがあるとされています。
特にひざの関節は、体重の2.5倍から10倍の負荷がかかり、通常の生活の中で歩行も含めると1日1万回以上屈伸を繰り返していますので、関節痛が起こりやすくなります。
また、慢性関節リウマチなどの病気からも関節痛に至ることがあります。慢性関節リウマチの場合、関節が腫れ、全身の免疫異常などにも関わりがあるため、微熱や食欲不振、倦怠感などを伴います。
命にかかわるほど重症化することはありませんが、自然治癒も難しいようです。
対策は?
筋力を高めることで、関節への負担を軽減することができます。ウォーキングなど関節への負担が少ない運動を行うとよいでしょう。水泳も関節に負担をかけずにできるスポーツで、筋力アップに有効。泳ぎの苦手な人は水中を歩くだけでもOKです。
簡単な体操やストレッチなども取り入れると、さらに効果が期待できます。
リウマチの人はとにかく体を冷やさないこと。風邪を引かないように注意し、保湿を心がけましょう。
冷房の効いた部屋などでは、ひざ掛けやレッグウォーマーなどで患部を冷やさないようにすることが肝要です。
ただし症状が重い場合には必ず専門医を受診し、隠れた病気を見落とさないように注意しましょう。