肩こりとは?
人間の歩行では、肩がよく動き、それを動かす筋肉の活動も大きいため、重い頭をのせた首を支え、なおかつ前後左右上下と複雑に動く機能を要求されるため、非常に大きな負担がかかることから起こります。
肩の関節面は、上腕骨の軸とほとんど平行で、もし筋肉がなかったら気をつけをした姿勢で腕は地面に落ちてしまいます。
立っているだけでも肩の筋肉は働いていることになるというわけです。
しかし、一般的な肩こりは、頚部から肩にかけての筋肉内を流れる血液が減少して、筋肉の運動に必要な酸素が欠乏した状態で起きるため、適度な運動で筋肉を動かし、血液の流れを活発にしておくことが大切です。
原因は?
姿勢の悪さ、特に猫背になると首が前傾し、あごが突き出るようにります。
そうなると、頭を持ち上げるために背中から肩にかけての筋肉が常に活動しなければならず筋肉疲労が生じます。
その他の原因としては、寝違い、運動のし過ぎによる筋肉疲労、逆に運動不足による筋力低下、眼精疲労(近年はTVゲームのしすぎなどで子供の肩こりも多い)虫歯、高血圧、精神的ストレス、更年期障害、リウマチ、ヘルニア、外傷の後遺症などがあります。
また、体型的な原因もあり、なで肩の女性などには肩こりが多いとされています。
いわゆるいかり肩の欧米人に比べ、なで肩の多い日本人に多い症状とも言えるようです。
対策は?
まず、生活環境を見直してみましょう。
柔らかすぎる布団は肩甲骨を落ち込ませ、肩こりの原因を作ってしまいます。
作業中の机や椅子、パソコンの位置も重要です。
机に手をのせたとき、ひじが直角になるようにし、パソコン画面はやや下に視線が向くように調節します。
作業時は時々、休憩を入れましょう。
また、姿勢の悪さは肩こりの大敵。胸を張って歩いたり座ったりを心がけるだけでも効果があります。
また、肩を温めることも大事です。
ぬるめのお風呂にゆっくり入るのがよいでしょう。
温泉は筋肉を癒し、精神的なリラックス効果が期待できます。
足の小指付け根の外側には、肩に効くつぼがあります。足の第二指をもむのもおすすめです。
正しい姿勢を心がけ、肩のストレッチ、適度な運動で肩の血流を滞らせないよう気をつけましょう。
ただし、発熱、全身倦怠感などを伴い、安静にしていても痛みが進行するような場合は、整形外科の受診をおすすめします。