眼精疲労

眼精疲労とは?
 人がものを見るときには、毛様体筋という筋肉が目のレンズの厚さを調節し、近くや遠くのものにピントを合わせています。
遠くを見るときには毛様体筋が弛緩してレンズを薄くし、近くを見るときには緊張してレンズを厚くするという仕組みです。
同時に、目は調節、絞り、寄せという3つの反応を行っています。
近くのものを見続けると、毛様体筋は緊張し続け凝り固まり柔軟性を失います。
さらにピントを合わせるために絞った瞳孔がなかなか元に戻らなくなってしまうばかりか、眼筋が疲労し、眼球を正しい位置に動かすことができなくなります。
 また、パソコンなどの画面(VDT・画像表示装置)を見続けることにより、視神経も疲労します。
これはまぶたがピクピクしたり遠くのものが見づらくなるなどの症状、いわゆるテクノストレスのひとつで、目がディスプレイ上の光と色の刺激を受け続けることによって起きます。

原因は?
 テレビやパソコン・ゲーム機などの長時間の利用、仕事などで目を使って細かい作業をする、視力に合わない眼鏡・コンタクトの使用、ドライアイ、老眼、精神的ストレス、また、結膜炎やものもらい、白内障、緑内障といった目の病気のため、目の組織にかかる負担が増すときにも起きます。
糖尿病、高血圧、動脈硬化など、生活習慣病にも深い関わりがあるとされています。

対策は?
 長時間パソコンの画面に向かって仕事をしている人は、最低でも1時間に1回は目を休めるようにしましょう。
作業時は、ディスプレイの明るさは部屋の明るさと同じくらいにし、画面から50センチは目を離します。
目のストレッチも効果があります。目から30センチほど離したところに人差し指やボールペンを立て、まずそこにピントを合わせて見ます。次にその状態でできるだけ遠くのものを見ましょう。
これを1秒間隔で20回行います。遠くのもの、近くのものを交互に見ることで毛様体筋を強制的に伸縮させます。
遠くにある建物やポスターなどを見ることなども、強制的に毛様体筋を弛緩させ、ストレッチと同様の効果が期待できます。
 目の渇きが気になる人は、まばたきの回数を増やしましょう。
画面に集中していると、まばたきの回数が平常時の四分の一に減ってしまいます。
コンタクト利用者は目が乾きやすいので、涙に近い成分の目薬をまめに差すとよいでしょう。
疲れを感じたら、暖かいタオルを目の上にのせれば、目の潤い保持と血行改善に役立ちます。


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